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情報発信コーナー(2021年8月)

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☆ 今月の栄養サポート通信 ☆

皆様の日々の暮らしに役立ちそうな栄養や食に関する情報とレシピを毎月定期的に配信しています。

 

今月のテーマはこちらです ↓↓

水分補給で脱水症を予防!

”連日暑い日が続いて食欲がない”とか”夜更かし朝寝坊、不規則な生活で朝食抜き”とか食事がおろそかになっている方はいませんか?
欠食や小食による栄養不足が夏バテを助長させてしまうのはもちろんですが、さらにその上、脱水症のリスクが高まっているかもしれません。食べられないけど、水はいつも通り飲んでいるから大丈夫???なのでしょうか??今月は、夏場に知っておきたい、水分摂取についてお話ししていきたいと思います。

 

遠い昔、生命は海から誕生したとされていますが、人間(成人男性)も身体の60%は水分と塩分(電解質)の体液で占められています。この体液の多くは筋肉に存在し、栄養素や酸素、老廃物を運び出すだけでなく、体温調整も行っています。
身体にある体液の代表として「血液」を思い浮かべていただくと、わかりやすいかもしれません。
その大切な体液を構成する水分の出入りについて、成人の場合をみてみると、摂取量は2500ml、排泄量も2500mlとされています。水分の出入りは均衡に保たれているため、もしたくさん汗をかいて出ていく量が多かったなら、脱水症になることは容易に想像がつくと思います。
この出ていく汗は、口に入ると塩辛く感じるように、塩分が含まれているので、一緒に失われただけの塩分も同時に摂取する必要があるのです。

でもずっと冷房の中にいてそんなに汗をかかないから、脱水なんて関係ないと思った方、ぜひ以下の水分の出入り、摂取量と排泄量の内訳を見てください。

 

水分の出入り2500ml/日
  摂取量        飲料水1200ml    食べ物1000ml    代謝水※300ml  (※体内で精製される)
排泄量        尿?便1600ml    汗?呼気900ml

 

【水分補給で脱水症を予防しよう!】※クリックして拡大
【水分補給で脱水症を予防しよう!】※クリックして拡大

ここで注目していただきたいのは、食べ物からの摂取分。
スープなどの水分はもちろんですが、食品そのものにも多くの水分が含まれます。このため、夏バテによる小食や欠食があると、水分の摂取量が低下し、いつもの量の水分を飲んでいるだけでは、脱水の危険が生じてきます。まとまった汗をかいていなくても、入ってくる水分量が少なくなっては、やっぱり脱水は起きてしまうのです。
続く暑さに順応するため、知らぬ間に発汗量も増えています。しっかり食事をとることに加えて、いつも以上に意識して飲料水を摂っていくよう心がけましょう。

水分の摂り方については資料をご参照ください。
(※年齢や体格、運動量、持病の有無等により摂取量には個人差がありますのでご注意ください)

 

少し注意していただきたいのは、飲み物の種類。
アルコールは逆に水分を消費するものなので、もちろん水分補給にはなりません。
糖分は水分の吸収を促進する働きがありますが、多すぎると逆効果です。さらに、糖分の高い甘いジュースや炭酸飲料はエネルギーが高くなるので摂りすぎには気をつけましょう。

なお、塩分については発汗などで失われてから摂取すれば十分です。
普段の食事をしっかりしていれば、塩分は十分摂取できているので、事前に摂り溜めしておく必要はありません。塩分の摂りすぎで、高血圧にならないように注意してくださいね。

 

 

?今月のレシピ? 【お家で作る!スポーツドリンク】

 

脱水を補って熱中症を予防するお茶ベースのスポーツドリンクです。
多めに作って冷蔵庫にストックしておけば、手軽に水分補給ができます!
炎天下を歩き回る時には、普段持ち歩くお茶をこのドリンクにしてみてはいかがでしょうか。
簡単ですので、作ってみてくださいね。

 

 

 

 

 

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