「ひと」がその人らしく充実した未来を生きることができるよう、スポーツ栄養の分野からアプローチできる研究を世界に発信していきたいと考えています。現在はアスリートの競技力向上に向けたサポートを行っており、科学的根拠に基づいたサポートを実施しています。アスリート支援の現場で得た知見を、スポーツを楽しむ多くの人々に還元できるような活動をしていきたいと考えています。

　オリンピック競技と比較するとパラリンピック競技のエビデンスは少なく、障がいの状況は個人によって異なるため、一人ひとりの事例を積み重ねていくことが有用であると考えられます。パラアスリートのデータを蓄積し、多くのパラアスリートにおける栄養サポートプログラムの立案に役立つことを目的としています。

　女性アスリートの利用可能エネルギーや無月経に関する内容をテーマに、研究を行ってきました。女性アスリートが健康的に競技を続けられるようなエビデンスづくりを目指しています。

　週1回、スポーツ栄養学研究室と合同で抄読会を実施しています。 

　栄養サポートでは、選手のみならず選手を取り巻く多職種の関係者とコミュニケーションを図り、課題解決に向けて連携?協働していくことがとても重要です。研究においても管理栄養士として一人ひとりと向き合うことの楽しさや大切さを経験してもらいたいと思います。